倍率
2017年は、2年保育が定員を減少、16名とし、倍率が2倍以上となりました。
2016年は、2年保育が定員(32名)割れの24名受験。4名は不合格。3年保育は定員32名に対して68名受験という結果に。
滋賀大附属小学校の倍率は約2~3倍。滋賀大附属幼稚園の倍率は約1倍~2倍。
2019年は、受験者、男子60名・女子54名、合格者男子30名・女子26名。今年は、男子の内部進学者が少なかったため、男女で合格者数の差が出ています。
以下、滋賀大附属小学校の過去の受験者数。2013年の定員改定により倍率増。
受験者数 | 定員 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
計 | 男子 | 女子 | 計 | 男子 | 女子 | |
2016年 | 100 | 50 | 50 | 40 | 20 | 20 |
2015年 | 107 | 51 | 56 | 40 | 20 | 20 |
2014年 | 131 | 67 | 64 | 40 | 20 | 20 |
2013年 | 116 | 58 | 58 | 50 | 25 | 25 |
2012年 | 114 | 58 | 56 | 50 | 25 | 25 |
※上記数値は内部進学者を除く
附属小学校は、2次試験として抽選があります。抽選倍率や抽選方法等は、受験BOOKで確認して下さい。※2次試験(抽選)は2016年をもって無くなりました。ただし、世間の批判として抽選をやるべきとの報道もありますので、復活の可能性も残されています。
2019年入試説明会では、考査で合格者が多く出た場合、抽選を行う可能性がある旨、説明がありました。
学費(授業料等)
幼稚園
検定料: 1,600円
入園料:31,300円
保育料:73,200円/年額
諸費(教材費,PTA会費,学級費など)
小学校
検定料: 3,300円
入学料: 0円
授業料: 0円/年額
諸費(教材費,PTA会費,学級費など)
幼稚園は、他幼稚園と比べても非常に安価。小学校は公立と同様。学費に対する教育効果(コストパフォーマンス)は非常に高い。
詳細は、各校ホームページで、ご確認下さい。
アクセス(場所)
中学校・小学校・幼稚園は同じ場所となります。
所在地:〒520-0817 滋賀県大津市昭和町10-3
JRの場合:JR琵琶湖線 膳所(ぜぜ)駅下車、徒歩8分
京阪電車の場合:京阪石坂線 錦(にしき)駅下車、徒歩5分
幼稚園 令和2年度入園選考日程等
10月願書配布、説明会
11月願書受付
12月選考
1月合格発表、入園説明会
詳細は、学校ホームページで、ご確認下さい。
小学校 令和2年度入学選考日程等
11月願書配布、学校説明会
12月願書受付
1月入学選考、合格発表、入学説明会
詳細は、学校ホームページにて、ご確認下さい。
幼稚園説明会
○受験者数
一番気になるのが今年度の受験者数について。説明会の参加者は、約110名。
○説明会の内容
例年にまして、特色を伝えるというよりも入園後の親としての心得を伝える説明会。例年配布されていた資料は配布されず、項目だけが記載された資料が配付されました。
下記内容は、実際に通園されている方の情報も合わせて、より本質的に園が伝えたい内容を強調し、記載しています。実際に説明会に参加された方は、受け取り方、感じ方が違うかもしれませんが、一側面としてご参考までに、ご一読ください。
以下、説明会のトピックスを抜粋。
1.園長による説明
(1)ストレートで中学校へ行けると思ってほしくない。選抜試験もあります。
(2)他の幼稚園との違いは、①研究校であり、②実証校であることです。
(3)教育方針である「共に育つ幼稚園」というのは、親も子も先生もという意味です。
(4)「知識」ではなく「遊び」の中から人間形成を育むことを方針としています。
(5)親は子にとって、不安基地ではなく安全基地にしてください。親は木に立って見ると書く。
(6)学力の3要素(文部科学省HP参照)を基本とし、人間的基礎を養う。(今般の入試改革を参考に)
(7)言葉以外の絵画や身体での表現力を大切にしている。(園長先生は美術教育が専門)
2.副園長先生よる説明
(1)写真により、各年齢での様子や栽培、生物、学校園、育宝会等の説明をされました。強調されていたのは異年齢活動。3歳時は5歳時に憧れ学び、5歳時は3歳時に伝える難しさ、教える楽しさを学びます。
(2)以下内容は、配付資料ではなく、スライドと口頭だけで5つの注意点を話されました。
1)附属幼稚園の使命を理解いただきたい。アンケートの協力、研究の協力をお願いします。
2)送迎について、子どもの負担にならないよう、片道30分の距離がより良い距離。手をしっかり繋いで徒歩と交通機関のみで登園。自転車、自動車は禁止です。
3)研究のために写真をとることは理解して頂きたいが、保護者の写真撮影は禁止です。
表向きの理通は、肉眼で見てほしいということと、写真の流出
4)交通マナーを守ってほしい。幼稚園で苦情を受けている。
5)園参観は乳幼児等の同伴を禁止している。保護者のみで参加。表向きの理由は、その子にかける時間を大切にしてほしいから。
○本説明会を踏まえた面接対策
副園長先生の写真による説明から幼稚園の良さを感じた方は多いのではないでしょうか。
1時間程の説明会で、園が特に伝えたかったのは、配布資料には無かった最後に副園長が話した5つの注意点です。
本説明会で得るべきことは何なのか。それは、自身の言葉で説明できる的確な志望動機を獲得できたかということ。私立ほど、特色があるわけでない本園。異年齢活動や充実した園の施設について答えるのも良いですが、面接時において他の方と差をつけるための視点を以下に記載します。ご参考まで。
・入園してからも、怠けることなくいかに子育てに励んでいけるか。
・アンケートや実習生の学びの場であることの理解は、もちろんのこと、研究校として園の使命や方針にどのように共感できるのか。また支援していきたいか。
・親(自分自身)が成長することの重要性や意義を説くことができるか。
・文字や数など、小学校の先取り教育の落ち度を理解できているか。知識偏重教育の欠陥を理解できているか。遊びを通して学ぶのことの大切さを理解しているか。
・子育ては家庭教育から始まることを説明できるか。安心な家庭環境をどのように作っているか。
小学校説明会
○受験者数
気になる人数ですが、説明会参加者は、全体で、約240名。うち、附属幼稚園保護者が約60名。父母ともに参加している方を加味すると、今年の外部受験者は、約140名といったところ。
○説明会内容
資料に沿って説明。以下、トピックスを抜粋。
1.校長先生挨拶
・附属小学校の基本使命は、小学校教育を行うこと。ただし、その使命に加え、重要な使命を課せられている。一つ目が教員養成。滋賀大学教育学部の学生の教員養成を行うにあたっての実習の場であり、教員体験を行う重要な学校であること。二つ目に教育研究校であること。教育とは日々進歩していくものであり、その教育を研究するための場でもあるということ。そして、最後に、研究成果を地域に還元する場でもあるということ。研究成果を地域の学校に公開しています。
・また、校区がなく、地域のつながりが弱い学校でもあるため、PTAが盛んであり、多々協力頂きたいと思っております。
<意図(私見含む)>先生見習いの教育実習生が年数回、多人数受け入れていること。子どもを研究対象としていること。そして、それも公開していること。行事の際は、保護者の手伝いを要請すること。以上のことを了承して入学してほしいということ。
2.副校長先生
○教育内容
(1)学習指導要領に基づく教育。時間数等、公立と同じ。
(2)教育研究校であり、次期、学習指導要領検討のための研究を実施。
(3)教育実習校であり、サポートと実習で学生に関っている。子ども達にとっても良い出会いの場となっている。実習生とともに学ぶことで子どもが成長する。
○教育目標 わたしが生きる学校
(1)子ども
「確かな学力」単なる暗記ではなく、深く考え、豊かに表現する力を付ける。
「仲間とともに」子ども同士の繋がりから、学ぶことを大切にしている。
(2)保護者
保護者が学校と同じ目線で、一体となった子どもの成長を支える。
教師も保護者も共に生きることが大切。
3.主幹先生
(1)特色
琵琶湖を様々な角度(季節、生き物、山、橋)から学ぶ、体験活動やファミリー活動の充実
(2)年間行事
(3)時間数 公立と同じ
(4)安全・安心 自校式給食、アレルギー対応(だから給食費が若干高い)、警備員
(5)保護者参画(えらぶ学習、読み聞かせ、安全マップ等)
・エリート養成校ではないし、建物も古い。持ち物の指定が厳しい。地域がないので保護者の協力が必要。
(6)入学選考について
・学校方針に協力できる保護者
・選考における遅刻は一切、認められません。
・上履き必要。通信機器の持ち込み禁止。女の子はズボン着用。自家用車での送迎禁止。受付指定ハガキを持参(1月4日までに届く)。
・児童、保護者の写真掲載、連絡網の作成と公開、PTA参加に協力頂ける方。
・2次試験の抽選は、合格者が募集人員を大幅に超える場合、実施する。
例年に比べ、禁止事項、了承事項を強調した説明会でした。校長も初めてなので、何かと不安が多いのでしょう。
学校の特色(評判等)
ここでは面接に使える学校の特色というよりも、学校選択における特色(私見含む)について記載します。
1つ目のメリットは、膳所高校への進学者数が一番多いこと。但し、注意したいのは必ずしも学校の教育の質が高いからというわけではなく、塾に行く家庭の割合が多いことは注釈しておきます。
2つ目のメリットは、教育熱心な家庭とコミュニケーションが図れること、またそういった家庭の児童と学級を形成できることが最大のメリットです。
よく言われることですが、先生の質や教育レベルや教育環境については、さほど他の小学校と変わりません。
安い学費で、いじめがおきにくい、学級崩壊がおきにくい、そういった環境に身を置けるなら本校を選択するのは悪くありません。
教育実習の機会が多い、先生の研究のための自習が多い、先生の研究のための保護者アンケート・保護者感想文が多いといったデメリットもあります。
小学校卒業者の進学状況
9割以上が内部進学
他、立命館、同志社、洛南、四天王寺等
小学校概要
学校の沿革、年間行事、日課表(1日の流れ)等は、下記の学校要覧参照。
幼稚園概要